2023年第1四半期の総括

久々の投稿となります。ディープ産駒の成績が中々上がらなくて書く気がなかなかおきませんでしたが、3月に入ってから盛り返してきましたし、ドバイも高松宮記念も終わって3ヵ月が経ったので、ここで少し書いておきます。

種牡馬成績ですが、ロードカナロアがトップを譲りません。さすがにディープは、今3歳世代が少なすぎることもあり、出走頭数がカナロアに比べて大幅に少ないので、それを考えれば2位は頑張っているといえるでしょう。E.Iは上位20頭では断トツの2.03(3月20日現在)。重賞は、2月まではシンザン記念のライトクオンタムのみでしたが、しかし今3歳は6頭しか日本にいないというのに、その1頭であるライトクオンタムが重賞を勝ち、もう1頭のオープンファイアもきさらぎ賞2着と、非常に高確率の活躍ではあります。ライトクオンタムは非常にいい馬なので、出来ればルメール騎手で桜花賞に臨んでほしいですが、武豊騎手でしょうか。オープンファイアは皐月賞はパスするとのこと、ダービー直行の選択肢がどう出るかです。

そして3月に入ってから古馬が活躍し出しました。まずは金鯱賞のプログノーシス。前走の中日新聞杯は藤岡祐介で完全に脚を余して負けましたが、さすが川田騎手、プログノーシスらしい後方一気の競馬できっちり差し切りました。続けて使えない馬のようで、大阪杯出走は微妙ですが、出てこれれば当然有力だと思いますが。。ただ、息長く無理しないで、ディープの種牡馬成績アップに貢献し続けてほしいと思います。そしてその翌週の阪神大賞典ジャスティンパレス!さすがルメールですが、内でじっと我慢して直線だけの競馬でライバルのボルドグフーシュを突き放しました。ルメール騎乗では3戦3勝、天皇賞ルメールで行けそうですので、タイトルホルダーは強敵ですが、挑戦が楽しみです。そして今週(昨日)の日経賞、アスクビクターモアでディープ古馬3連勝に期待しましたが、スタート出遅れで一巻の終わり。さすが田辺騎手ですね。しかし、タイトルホルダーの圧巻の強さ(8馬身差)をみると、5分に出ても勝てはしなかったでしょう。これだけ負けると本番の巻き返しは厳しい気もしますが、どうでしょうか。

ディープ系も頑張っています。今日の高松宮記念ミッキーアイル産駒のワンツーに期待しましたが、メイケイエールは失速、ナムラクレアは惜しい2着でした。勝ったのはカナロア産駒7歳馬で人気薄のファストフォース。やはり短距離はカナロア強いですね、またディープとの差が広がりました。しかしミッキーアイル産駒は今日のマーチS(G3中山ダート1,800M)でもウィリアムバローズが惜しい2着と頑張っており、種牡馬ランキングも総合18位です。その上の17位がシルバーステート。L競走の若葉Sではショウナンバシット、ラスハンメルのワンツー、スプリングSではメタルスピードが3着で皐月賞の権利を獲得と気を吐いています。そしてキズナ、ランキング4位と立派な成績であり、勝ち馬率の18.8%はカナロア、ディープの14%台を上回っています。しかし今年の重賞勝ちはまだゼロ。。現3歳世代も、クラシックの有力馬といえるまでの馬はいません。1つ上(3位)のハーツクライがドウデュース、ヒシイグアスなど次々と勝ち馬を出しているのと対照的です。それでいてハーツとの賞金差は1億円未満、1頭平均賞金はハーツを上回っているのですから、その意味ではすごいとも言えるのですが、やはり重賞勝ちが非常に少ない、またクラシックに全然乗らない、特に牡馬が弱すぎ(G1未勝利)なのが、非常に気になります。やはりディープの後継種牡馬とまではとても言えないですね。コントレイルの登場を待つまでのつなぎ役位でしょうか。いくら総賞金が多くても、重賞勝ちがないと底力に疑問を呈さざるを得ませんので。同期のエピファネイヤは、総合的なランキングではキズナとの決着は完全に見劣りしますが、ただ、エフフォーリア、デアリングタクトのような華々しい成績を残した馬がキズナからは出ていないのが、大きな懸念です。繁殖牝馬に恵まれてこなかったという話もありますが、現3歳で4世代目なので、そのような言い訳もそろそろ通用しなくなってきます。数少ない牡馬の活躍馬も、ディープボンドは完全にピークを過ぎ、バスラットレオンも矢作厩舎が二刀流で最大限に能力を発揮させていますが、G1はとれそうもない感じですし、ダートで期待していたハピも、今日のマーチSでは道悪馬場のせいもあったかもしれませんが、馬群に沈みました。まあしかし、何だかんだ言っても、やはりキズナ産駒はこれからも応援し続けます。

サウジとドバイは、日本馬の大活躍でした。サウジでは矢作厩舎がバスラットレオンとパンサラッサが共にダートで勝利、特にパンサラッサは世界最高賞金のサウジCをなんと制していまいました。確かに非常に強い、いい馬ですが、ここまでの活躍と賞金獲得は、やはり矢作厩舎だったからこそですね。そして昨晩のドバイ、矢作厩舎はバスラットレオン4着、パンサラッサは10着と、今回はうまくいかなかったです。両馬ともかなりマークされ、つぶされた感がありますが、逃げ馬の宿命ですから仕方ないでしょう。そして、驚いたのがイクイノックス(シーマC)とウシュバテソーロ(ドバイワールドC)。特にイクイノックスは逃げて直線ムチなしでの3馬身半の楽勝。ハーツクライの17年前のシーマC勝ちに似ているとのことですが、私はシンボリルドルフ日経賞を思い出しました。それほどこのイクイノックスは万能型でどんな展開にも対応できる所がすごいですね。前回の記事(有馬圧勝後に書いた)で、ドバイシーマも圧勝するような気がすると書いたとおりになってしまいました。この後どするのでしょうか。まさか春天には出ないと思いますが、宝塚記念に来たらまた圧勝でしょう。それともキングジョージ凱旋門賞など欧州に挑戦するのか。個人的には血統もディープではないし、あまり好みのタイプの馬ではないのですが、非ディープ系程古馬での活躍が目立つのが私的には悔しいところです。個人的には当然シーマCはシャフリヤールを応援していたものの、スタートで少し後手を踏み、直線ではいいところなく5着。力の差をみせつけられてしまいました。

さあ、来月からはクラシックも始まります。ディープ(系)は劣勢の感じですが、出来る限り応援していきたいとは思います。

 

 

有馬記念: イクイノックスは凄いな。。

今年の菊花賞でガイアフォースが負けた時に、キタサンブラック産駒の底力に疑問を呈するようなコメントをしてしまいましたが、その後イクイノックスが天皇賞秋を怒涛の追い込みで勝ち、且つ今日の有馬記念も、外のまくりで2馬身半差の快勝と、強さをまざまざと見せつけてくれ、自分の見る目の無さを反省しています。イクイノックス、キタサンブラック産駒ということは、つまりディープの全兄ブラックタイドの孫ですので、ディープの親戚血統ですが、ディープの直孫どころか直子からも、有馬を今回のイクイノックスのように強い勝ち方をする産駒は出ていません。というか、ジェンティルドンナ3/4馬身差、サトノダイヤモンドクビ差の2勝だけです。ちなみにサトノ勝利の時の2着はキタサンブラックでしたが、古馬としてのキタサンは強すぎ、有馬以降サトノは影も踏めませんでした。やはりこのキタサンの血が開花したと言えるのでしょうか。毛色は最近はやりの青鹿毛(コントレイルしかり)ですので曾祖父のサンデーサイレンスの影響か。しかし、母父がキングヘイローですので、その父、つまり曾祖父にダンシングブレーヴがいます。強烈な差し脚はダンシングブレーヴを確かに思い起こさせます。

木村厩舎ということで過小評価していましたが、この後イクイノックスはどうするのでしょうか。この勢いだとドバイシーマも圧勝するような気もしますが、気になるのは、エフフォーリア(今日は5着)のように燃え尽き症候群にならないかということでしょうか。血統が結構な近親配合(Haloの4×4、リファールの5×5×4)ですが、エフフォーリアもサンデーサイレンスの4×3だったので、こういった馬はそのような弊害が出てくる可能性があると思っています。ただ、エフフォーリアよりはイクイノックスの方が強いとは思いますが、いずれにしても古馬になってからは調教師の技能が問われます。というか、木村厩舎はNFの下僕であり実質NF厩舎といえるという噂も少なからずですが、その意味ではNFの腕の見せ所でしょう。しかし本来は牧場と厩舎が一体となってこそ力を発揮するもの。イクイノックスは今まで出来過ぎでしたが、今後どうなるか予断を許さないと、未だそう思っています。

それにしても、有馬記念は底力のある馬が勝つレースであると思っており、それを3歳馬であるイクイノックスがこれほど鮮やかに勝つとは、ディープファンにとってはうらやましい限りです。輝かしい種牡馬成績を残したディープですが、本当に底力のある牡馬を出せなかったのは残念ですね。コントレイルだけは例外で、底力を感じる馬でしたが(大事をとって有馬は使いませんでしたが)。また来年も実質最後のディープ世代である現3歳馬が活躍してくれる可能性はありますが、これまでの経緯からすると、古馬での(特に牡馬の)活躍があまり期待できないのかもしれません。アスクビクターモアには取り敢えず春天を期待したいですし、今日7着に負けたジャスティンパレス、中日新聞杯で復活勝利したキラーアビリティあたりにも中距離路線で期待はします。だけどあまり過度な期待は禁物かもしれません。アスクビクターモアが、現3歳のディープ産駒の中では一番底力がありそうな馬だとは感じていますが。

来年2023年のリーディングサイヤーも気になります。ディープが今年も首位を守ったもののかなり失速したこと、来年は3歳馬の数が少なすぎて全く期待できないことから、来年は首位を譲るかもしれませんね。譲るとなると、ロードカナロアドゥラメンテあたりのキンカメ系でしょうか。カナロアもなんだか最近さえないですが。キズナにも期待したいのですが、牡馬特に3歳牡馬が全くダメなので、なかなか難しい感じもします。コントレイル産駒が来るまでは、ディープ(系)がキンカメ系に天下を数年譲るかもしれません。

今日の有馬、2着はボルドグフーシュで3歳馬のワンツー、そして3着がジェンティルドンナの娘ジェラルディーナ。一応ディープの孫が3着に入ってはくれました。ボルドグフーシュとジェラルディーナは共にスタートが良くなかったのですが、腹をくくって後方待機が功を奏したようです。本当はジャスティンパレスにボルドグの競馬をしてほしかったのですが、好位の内を進んだものの結局内に入ったままで外に出られず、少し残念な負け方でした。ディープ産駒の底力が出てしまったのかもしれませんが、来年の捲土重来を期待したいです。ディープボンド(8着)も残念でした。大外枠は可哀そうでしたが、この馬の常道である好位追走から4コーナーではタイトルホルダーをつぶしにかかる川田騎手のナイスチャレンジだったとは思います。タイトルホルダーも今年日本で初の敗戦(9着)でした。この両馬は凱旋門賞からの直行ということで、疲れがとれていなかったのか、日本と全く違う馬場で走ったことでの違和感のようなものもあったのか。。ディープボンドは来年も走るのでしょうか。確かにG1未勝利(2着3回)なので、種牡馬になるには、G1勝利が必要でしょうかね。キズナ産駒は牡馬が本当に不作で、後継となりそうなのは今の所この馬くらいですね。その意味では、多分来年も走るのでしょう。今日の走りを見ていると、ピークを過ぎた感もありますが、長距離では未だ強い所をみせてくれるでしょうか。走るとしたら、来年の春天がまた目標でしょうね。未完の大器で終わらないよう、ボンドが最後に花を咲かせることを願っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ジャパンカップ: シャフリヤールは惜しい2着!

去年のJCはコントレイルが引退レースで快勝し花道を飾りましたが、あれから早くも1年、早いものです。今年から1着賞金が4億円に上がり(昨年は3億円)、その為か外国馬も若干多めの参戦でしたが、やはり1~5着は日本馬で占められました。順番は違えども1~5番人気馬が5着までに入ったので、概して順当な結果ですね。ファンのみる目は(下手な評論家や馬の専門家と称する連中よりも)こえているものです。

 

今年はディープ産駒がシャフリヤール1頭、キズナ産駒などディープ系もゼロと私にとってはさびしいかぎり。かつ日本馬でG1勝ち馬が3頭のみ(シャフリ以外ではユーバーレーベンとデアリングタクトの牝馬2頭のみ)と随分寂しい顔ぶれでした。こんなに賞金が高いレースなのに不思議なものですが、シャフリに勝ってくれといわんばかりのメンバーだなと期待はしていました。シャフリは15番枠と外目でしたが、スタートも難なく決めてダノンベルーガの後ろの外目を追走。道中後方にポジションを落としましたが、3コーナーすぎからまた上がっていきました。直線は大外に出さず、馬群を割るように伸びてきました。この辺は、この馬の競って強い闘争心を生かした騎乗なのでしょう、Cデムーロ素晴らしかったと思います。じわじわと1頭1頭かわし、ダノンベルーガを交わした所で勝ったかと思い、思わず叫びましたが、その内からするすると伸びてきたRムーアのヴェラアズールにゴール前で交わされてしまいました!惜しい2着!G13勝目を逃し大変残念でしたが、王道の競馬をしたのではないでしょうか。最後の100M位で内側に斜行しダノンベルーガの進路を狭めたということで、Cデムーロは2週間騎乗禁止をくらいました。ちょっと行儀の悪さをみせてしまったのは残念でしたが、但し、レース動画を見返すと、斜行したのはダノンを交わしてからでした。なので、斜行してもしなくても、ダノンが先着したことはなかったと思います。とはいっても川田騎手が思いっきり手綱を引いていたので、迷惑をかけたことはあきらかで、申し訳なかったですね。。別にシャフリに出資している訳ではないのですが、ディープファンとして。。

 

しかしヴェラアズールは強かったです。上がり馬で京都大賞典はよい勝ちっぷりでしたが、エイシンフラッシュ産駒ということで軽視しておりました。考えてみれば、エイシンフラッシュは藤原英厩舎でしたね。藤原師としては悔しいでしょうが、エイシンの子にやられたなら少しはなぐさめになるかな。ヴェルトライゼンテも内でえらい粘り腰でした。4着のデアリングタクトも一昨年のJCをほうふつとする脚で突っ込んできてヒヤッとしました。結局1~4着が外国人騎手で5着のダノンがはじめて日本人の川田騎手。ダノンは怖かったものの、多分来ないだろうとは思っていました。理由は「ダノン」だから。ダノンの馬は、時々G1は勝ちますが、マイルでの活躍が殆どで、何故かクラシックやJCなどのこういったビッグレースでは本当にこないですね。スーパーホースにまで大成する馬もいないです。あれだけ金をかけてすごい血統馬を数多く持っているのに、「持っていない」馬主としか言いようがないと私は思っていますが、そういうのはなぜか不思議とありますね。

 

シャフリは天皇賞(秋)5着で評価を落としていたようですが、やはり2,400Mだと非常に強い競馬をしますね。予想家で本命印打った人は少なかったものの、それを笑うかのような走りでした。全兄のアルアインは2,000MでG12勝、こちらは2,400Mで2勝と、兄弟でも違うものですが、兄弟そろってこれだけ実績を上げるのも珍しいというかすごい血統です。シャフリは次走はどうするのでしょうか。既にビッグなG1を2勝しているので種牡馬入りするかもしれませんが、出来れば来年5歳でも走って、ドバイシーマ連覇ができれば最高ですが。暮れの有馬は、多分いかないでしょうか。古馬になると尻すぼみになるディープ牡馬が多い中で、この馬は更なる成長があるかもしれません。いつも圧勝はないですが、2,400Mなら無類の勝負根性で常に勝ち負けに持ちこめそうです。来年走るなら、今度こそ2,400M以上に絞って走らせてほしいものです。

 

菊花賞後にディープ産駒は重賞勝ちさえなかったので更新しませんでしたが(なんと勝手な)、エリザベス女王杯でのジェラルディーナ勝利は嬉しかったです。父モーリスとはいえ、ジェンティルドンナの子からG1馬誕生ですからね。母父ディープ馬の活躍は今一つですが、これで少し弾みがつくかな。それにしても今日のヴェラアズールの母父はクロフネなのですね。クロフネの直子は2,000M以上のG1勝ちたしかないと思いますが、母父だと関係ないようです。秋華賞(2,000M)勝ちのスタニングローズもそうでした。そういえば、キタサンブラックの母父がサクラバクシンオーでしたし。それにしてもクロフネというのは母父でもいい子を出す、やはり大した馬です。この馬も金子さんの馬。ダノンとは逆に、金子さんは究極の「持ってる」馬主ですね。

 

 

 

 

 

 

 

今年最後のクラシックはディープ産駒!(菊花賞はアスクビクターモア)

アスクビクターモア強かったです。パドックからテンションが高く、初めての長距離輸送の影響かと心配しましたが、それであの勝ち方は強いですね。好スタートから、ハイペースで逃げるセイウンハーデス(最初の1,000Mが58秒7)の単独2番手をずっとキープ。この馬の理想形ではありますが、少しペースが速すぎてバテるかもしれないと心配でした。しかしながら、4コーナーでは楽な手ごたえでセイウンを交わしてはやくも先頭にたち、直線入口では大きな差をつけていました。やはりこの馬のスタミナはすごいですね。パトロールビデオをみても、最後までラチ沿いを真っすぐ走り切りました。最後ボルドグフーシュ(スクリーンヒーロー産駒)に猛追されましたが、頭の上げ下げでゴール前はハナ差前に出ていました。ゴール前は叫んでしまいましたが、天は最後にディープに味方してくれたようです。勝ちタイム3分2秒4はレコードタイムのおまけつき。馬場が良かったとはいえ、タフな阪神3,000Mでは出色の時計です。強靭なスタミナをもって先行し必ず抜け出すという、なかなかディープ産駒らしからぬすごい馬ですね。走り過ぎの反動が気になりますが、ゆっくり休んで疲れをとってもらい、春天の最有力候補として、ケガなく順調にいってほしいものです。ディープ産駒は菊花賞5勝目もクラシック競走24勝目も、共にサンデーサイレンスを超えて単独最多となったとのこと。それ自体今更驚きではないですが、ちなみに今までのディープ産駒菊花賞馬4頭は、全てその後G1レースを勝っていますので、アスクビクターモアも無事ならきっとやってくれるでしょう。というか、競馬のスタイルが非常に安定しており、キタサンブラックのようなタイプなので、同じような活躍をしてくれる可能性もなくはないですね。楽しみにしています。

もう1頭のディープ産駒ジャスティンパレスは惜しい3着でした。17番枠という大外にもかかわらず、鮫島騎手は早めに内にいれて好位でレースは進められました。ただ、馬群がごちゃついていたせいか、道中騎手が手綱をひいたりしごいたり、4コーナーで前が詰まったり、かなりバタバタしていたので、消耗が大きかったように思えます。それでも直線は抜け出したのですから、この馬もかなり強い競馬だったと思います。しかしパトロールビデオをみると、直線は左によれ気味で、その矯正している間は追えなかったように見えました。あの少しよれたところで左ムチに持ち替えて打っていたら、もっと効率的に追えていたような気もします。結局鮫島騎手はずっと右ムチしか使いませんでした。まあしかし4着馬には5馬身差をつけたので、ジャスティンパレスも力はあるところをみせてくれました。この馬は2,400M位が適距離なのでしょうか。とすれば、有馬記念などがあうかもしれません。いずれにしても春(皐月賞、ダービー共に9着)から大きな成長をみせてくれたことで、こちらも珍しいディープ産駒ですね。

ガイアフォースは見どころなく8着に敗退。そういえば、この馬の母父はクロフネだったのですね!それをもっと早く認識していれば、早めに見切ることもできたのですが。。セントライト記念のレースぶりから、アスクビクターモアの方が長距離適性はあるなと思ったものの、松山騎手だったのでやはり不気味な1頭ではありましたが、こう簡単に負けるとは、おそらく血統でしょう。キタサンブラック産駒の底力の問題もあるかもしれません。イクイノックスも含め非常に良い馬が出てますが、まだ現時点でのG1勝ち馬はゼロ。もちろん今後はまだわかりませんが。

そういえば、フジTVの競馬中継をみましたが、パドックでのアスクビクターモアの評価は皆そろって「あまり印象に残らない」。TVに出ている連中の馬を見る目などいい加減なものですが、本当にいい馬は馬体をよくみせないのに走るもの。アスクビクターモアは見事にそれらのニセ専門家たちに恥をかかしてやりました。その意味ではスカッとしました!

あと、イギリスの2歳G1レース(Vertem Futurity Trophy Stakes、1,600M)で、ディープのラストクロップの1頭であるオーギュスト・ロダンが3馬身1/2差の快勝をおさめ、通算4戦3勝(2着1回)となり、来年のダービー候補としてクローズアップされてきました。厩舎は、あのスノーフォールと同じAオブライエン。スノーフォールを酷使して故障(安楽死)させてしまったことは忘れられませんが、是非あの失敗を糧に今度は成功を収めてほしい。成功というのは、単に英ダービーをとるだけでなく、その先も古馬としてキングジョージ凱旋門賞を勝てるように、ゆっくりと(酷使せずに)育ててほしいという事です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

祝!坂井瑠星騎手初G1制覇(秋華賞)

G1挑戦28回目にして、今日が初制覇だそうですが、今まで殆ど人気馬に乗っていなかったと思うので。。今日は3番人気のスタニングローズを完勝にみちびきました。もっと早くG1ジョッキーになってよかった騎手だと思います。何せ上手いですよ。今日の秋華賞も、道中はコースロスなく好位の外目を回り、4コーナーの回り方も実にスムーズ。背が高いので見栄えがしますが、それにしてもきれいな騎乗フォームです。ナミュールの武史騎手が4コーナーで外に振られたのと好対照。しかも直線はムチを左、右、左と2回持ち替え、まるで往年の岡部騎手のようなスマートな騎乗をこの大舞台でやるのですから。しかもしかも、力強い追い方は川田騎手にも引けをとらないほど。つまり、ルメールの技術と川田の技術のいいとこどりをしたような騎手ですよ。これはちょっと衝撃のレースでした。ちなみに今日の7レースでは、瑠星騎手はコントレイルの全弟のセンセットクラウドを勝利に導いてくれました(芝2,400M 1勝クラス)。この時も武史騎手が右ムチ1本のみだったのに対し、右、左とムチを持ち替え、ハナ差の勝利をもたらしてくれました。明らかに武史騎手より瑠星騎手の方が騎乗フォームもスマートだし、追いも上手ですね。瑠星騎手は超マジメと言われていますが、あのイケメンで、且つ本当に今時こんないい性格の人間は希少ですね。矢作厩舎所属ということで、遊び人そうな矢作師とは好対照な感じもしますが、さすがに矢作師の目にとまっただけの男ですね。非常に研究熱心なかんじがします、騎乗をみていても。もう騎乗技術だけで言えば、間違いなく超一流、日本のトップジョッキーといえます。今後はいい馬への騎乗機会も更に増えていくでしょうし、経験を更に積んで、G1もどんどん勝っていくのではないでしょうか。いつかはフリーになると思いますが、律儀そうなので矢作師との縁は大切にするでしょう。将来は矢作厩舎のコントレイル産駒に是非瑠星騎手をのせて、G1を戦ってほしいものです。秋華賞、ウィンエクレールをはじめディープ系は完敗(6着のキズナ産駒エグランタインが最高)でしたが、普段から応援している瑠星騎手が初G1で、本当におめでとうございます。スタニングローズはキンカメ産駒のラストクロップ、いやあキンカメ産駒やはり侮れずです。スターズオンアースは惜しくも3冠ならず、後方から狭い所を追い込んで3着でした。ルメールも1回もムチが使えず、悔やまれる競馬でしょう。しかし、ドゥラメンテ産駒も大したものです。種牡馬ランキングは未だディープが1位ですが、2位カナロア、4位ドゥラメンテ、6位にキンカメ、7位にルーラーシップと全般にはキンカメ系優勢です。ディープ系はキズナが5位に頑張っていますが、ドゥラメンテとはG1成績で大分差がついてしまいました。やはりディープ系の真の後継者は、コントレイルを待つしかないのでしょうか。

ディープ産駒では、今日の障害重賞レースである東京ハイジャンプ(J.G2)でゼノヴァースが重賞初勝利を飾ってくれました。元藤沢和厩舎で、平場の頃から見どころがあった馬。まだ5歳馬と障害馬にしては若いので、今後もオジュウチョウサンのように末永く活躍してほしいものです。とりあえず暮れの中山大障害が楽しみになってきました。

今月を少し振り返ると、スプリンターズSはメイケイエールとナムラクレアのミッキーアイル産駒ワンツーかと期待していたら、メイケイは謎の失速、ナムラも5着に敗れてしまいました。まあしかし、ミッキーアイル産駒はいい馬が多く、この2頭もG1を勝てる能力が余裕であると思います。次に期待です。ミッキーアイル産駒といえば、ピンハイが今日の秋華賞には抽選でもれてしまったようですが、前レースの西宮ステークス(3勝クラス)を楽勝しました。これはやはり秋華賞で見てみたかったですね。ミッキーアイル産駒は短距離馬だけでなく、ダート馬も、このピンハイのような距離を持つ馬も出ており、非常に魅力ありますね。もっといい牝馬をつければもっと成績が伸びるかもしれません。とにかくピンハイは、馬体重から未だ成長余地がありそうですし、今後の活躍が非常に楽しみです。

凱旋門賞は、日本馬の数だけ多かったですが、そろって惨敗という当然の結果となりました。これに関しては田原成貴氏がまさに正論を述べていた通り、馬場が違いすぎて、日本の芝を走らせている馬を連れていくのはかわいそうですよ。勝ち馬のアルピニスタがJC挑戦だとかいう話もありますが、来たら完敗するでしょうから、来ないのでは(笑)。むしろ日本のダート馬を送りこむ方が、少なくともフランスでは、良い結果が出るのではないでしょうか。ちなみに、私が前(7月4日)の記事で「(凱旋門賞に)行くだけ無駄と思いますが」と酷評したドゥデュースは、トライアルのニエル賞さえ勝てず、本番では19着と日本馬でも最下位でした。。

来週は菊花賞ジャスティンパレスとアスクビクターモアの両ディープ産駒に期待しますが、松山騎手が乗るガイアフォースが一番強敵ですね。鮫島騎手と田辺騎手ではちょっと見劣りしますが、馬の力は互角以上だと思うので、今年の最後のクラシックはディープの意地をみせてほしいものです。

 

  

 

久々のディープ産駒快勝!神戸新聞杯 ジャスティンパレス

コロナ感染者数が少し減っては来ましたが、毎日大変多くの救急車を見るようになった今日この頃。1年半弱で4回目、5回目という明らかに異常なペースでのワクチン接種。全国的に、何か大変な事がおきているような気もしますが、それにもかかわらず競馬だけは、コロナでも一度も中止にならず、粛々と行われています。ディープ産駒ももう少しで見納めだし、長年親しんできた競馬とも少し距離を置こうと思っていましたが、やはり秋競馬になるとついつい見てしまいます。先週から3歳クラシックのトライアルレースが続きました。先週のセントライト記念のアスクビクターモアは2着惜敗、残念でした。しかし先行して楽な手ごたえで直線へ。外からキタサンブラック産駒の上り馬ガイアフォースが猛追するも、坂では再度内から交わしたのですが、最後の100M位でアタマ差さされてしまいました。しかしあの展開では普通ならガイアフォースに大きく置かれてもおかしくないのに一度は抜き返すなど、さすがダービー3着馬と、みていて唸りました。個人的な見立てでは、坂で抜き返したスタミナから、ガイアフォースよりもアスクビクターモアの方が菊花賞向きのスタミナがあるのではないかと思います。菊花賞でも先行して、大いに見せ場をつくってくれるでしょう。陣営には、間違っても秋天などに行かないよう願います!

ローズSのサリエラも惜しい2着。ただし前半はあまり進んでいけず、ルメールの言う通り、競馬をしたのは最後の200M位ではないでしょうか。もしかすると、全姉のサラキアのように2,200M以上で化けるタイプか。。そうすると、秋華賞よりもエリザベス女王杯直行というプランも面白いかもしれません。関係者がそこまで考えるかは別として。

そして今日の神戸新聞杯。ディープ産駒が4頭、他にもキズナ、シルバーステート、ワールドエースらのディープ系産駒が多く出ていて、未勝利上りのコントレイルの全弟サンセットクラウドまで出ており、久々に楽しみにしていましたが、やはり一番期待していたのは青葉賞勝ち→ダービー5着のプラダリアでした。ジャスティンパレスも、ホープフルSがキラーアビリィテイの2着で非常にいい競馬でしたので、皐月賞、ダービーは沈みましたが、ひそかに期待はしていたものの、鮫島騎手に代わったことであまり期待していませんでした。ところが、先行して内からうまく抜け出し、直線差を拡げる一方の3馬身1/2差勝ちという衝撃の快勝!時計も2分11秒1と、一昨年も同馬場で行われたコントレイルの勝ちタイム2分12秒5を大幅に上回りました。もっとも一昨年は良馬場ながら荒れ気味の馬場でしたし、コントレイルはムチ使わずの楽勝でしたので、時計の比較は意味がないかもしれません。鮫島騎手、道中はとてもうまかったですが、直線でムチを使いすぎですね。あとでビデオをみると、他の馬と大分差が開いた残り100Mでも1発使っており、少しどうかなと思います。3馬身1/2差の原因はその辺にもあると思うし、2着、3着が人気薄であり、レースレベルはセントライト記念の方が高かったかもしれませんね。しかしそれにしても、3/1/2馬身差は過去10年では最大、過去20年でみてもゼンノロブロイと同じ最大着差タイ記録です。ゴールドシップオルフェーヴルディープインパクトあたりの名馬でも2/1/2馬身差でした。昔とは馬場も距離も違うので比較に意味はないかもしれませんが、ジャスティンパレスはこれらの馬に比肩する馬になっていく可能性があるという事ではないでしょうか。ゼンノロブロイのように、古馬になって秋天、JC、有馬と3連続ブッコ抜く馬が、1頭くらいディープから出てほしいと思っていましたが、そんな夢をかなえるような馬になってくれるでしょうか。ディープ産駒の牡馬は大体3歳春がピークで、秋にグーンと成長したのは非常に少ないですよね。菊花賞馬は最近沢山出ていますが、サトノダイヤモンドとコントレイルは元々強かった馬だし、フィエールマンとワールドプレミアは使い出しが遅れただけで、春までは一線級との対戦がなかったです。その意味で、春まで第一線で戦っていて、その上で秋にグンと成長した馬って、ディープ産駒ではこの馬が初めてではないでしょうか。これだけ圧勝すれば、当然菊花賞に行くでしょうが、本番では誰が乗るのでしょう?Mデムーロさんには申し訳ないが、別の騎手に乗ってほしいですね。鮫島騎手でもよいですが、最初の2回乗った(2戦2勝)ルメールはもう乗ってくれないかな?そもそも、何で今回ルメールはパラレルヴィジョンに乗ったのでしょう?国枝厩舎との関係でしょうか?キズナ産駒なので私も応援はしていましたが、2戦2勝で前回が1勝クラスですから、さすがにここはキツイですよ。しかも大柄な馬で動き出しは遅い感じだし、今回は用なしだろうと見ていました。国枝厩舎はとにかくどの馬にでもシャドーロールをつけるのは本当に止めていただきたい!馬の個性を全く無視しているとしか言いようがないですね。有望な牡馬は国枝厩舎に預けない方がいいですよと馬主さんに言いたい位ですよ。

 

今秋も、まだまだディープ牡馬に期待しています。まず4歳馬ですが、シャフリヤールは秋天から復帰でしょうか。なんせドバイシーマの勝ち馬ですから、エフフォーリアと大きく開いた格の差を見せつけてほしいものです。あと、プログノーシスも10月から復帰だとか。どのレースからになるのでしょうか。またエスコーラは先日の小倉の3勝クラスを1馬身差という辛勝でしたので、そこがみえてしまったと揶揄する向きもありますが、まだまだわかりませんよ。この中内田厩舎の2頭、古馬で活躍が非常に少ない同厩舎のリベンジをはたしてくれるのか、期待します。ディープ産駒にはしばらく活躍を続けてほしいので、あせらずじっくり使ってほしいものです。あと、先日小倉のオープン1800Mを大逃げで逃げ切ったレッドベルオーブと札幌のOP1200Mを差し切ったロードマックスの藤原英厩舎の2頭(シャフリヤールも藤原英厩舎ですが)も、今後重賞での活躍を期待です。でも一番気になるのは、正直キラーアビリティです。セントライト神戸新聞杯も出てこず、どうしてしまったのでしょうか。ホープフルSで下したジャスティンパレスがこれだけ成長した今、改めてこの馬の強さを再度見たいです。秋天に行くのでしょうか、菊花賞は眼中にないのでしょうか。気になります。

2歳戦線では、うれしいことにディープ系の活躍が目立ちます。新潟2歳Sダノンバラード産駒の牝馬キタウィング。ダノンバラードは現時点ではありますが2歳種牡馬ランキング2位と大健闘ですね。また小倉2歳Sではグレーターロンドン産駒のロンドンプランが驚異的な末脚を繰り出しました。スプリンターズSのグランアレグリアをみているようでした。この感じだとマイル位が適距離かもしれないので、朝日杯が楽しみになってきました。あとは、新馬を圧勝したリアルスティール産駒フェイト。今後どこまで成長するかは未知数ですが、矢作-福永コンビで楽しみではあります。ディープ産駒自体のラストクロップは超少数ですが、先日オープンファイアという馬が辛勝ですが新馬勝ちしました。これも齊藤崇厩舎の馬ですね。クロノジェネシスですっかり名を上げましたが、キラーアビリティの復活とこのオープンファイアを含め、ディープ産駒もよろしく頼みますよ齊藤先生。そういえば、今日オールカマーを勝ったのも齊藤崇厩舎のジェラルディーナ。こちらはモーリス産駒ですが母はあのジェンティルドンナなので、これはこれで嬉しかったです。デアリングタクトはノーコメント。なんで未だにあんなに人気なのか、わかりません。

 

 

 

 

 

2022年春のG1総括

春の天皇賞以来、アップができていませんでした。多忙な事も一つの理由ですが、もう一つはディープ産駒が来なかった事。うーん、これほど寂しい春競馬は久しぶりでした。

 

その中で、唯一のディープ系G1勝利は安田記念のソングライン。ディープボンドの春天とファインルージュのビクトリアM(共に2着)の悔しさを晴らす、キズナ産駒G12勝目でした。しかも昨年のNHKマイルCで敗れたシュネルマイスターを2着に退けるというリベンジを果たしてのもの。今年から安田記念の賞金が1億8千万円に大幅アップしたので、まさにごっつあんでした。キズナ産駒は早熟というよりむしろ晩成傾向ですね。ディープボンドも5歳にして大健闘しています。宝塚記念4着は残念でした、この馬には距離が少し短かったかな。それにしてもタイトルホルダーは宝塚でもめちゃくちゃ強かったですね。長距離専門と思っていたし、パンサラッサに逃げられると展開大いに不利と期待(?)していたのも何ら関係なく、超ハイペース2番手追走から直線楽々抜け出し、レコードのおまけつき。ドゥラメンテやはり恐るべしですね、実質2世代で現在リーティング3位ですから。オークスも結局スターズオンアースが2冠達成しましたし。一方のエフフォーリアは惨敗でした。ブリンカーをつけてくるとは思いませんでしたが、それだけ精神的に普通ではないということ。スタート前も汗びっしょりで、こりゃあダメだと思いましたね。やはり、先日私が書いたハーツの血の無双期間が終わった、のが正しかったではないかな。。。昨年はコントレイルを破るなど異常な強さでしたが、何かその名馬という感じはしない馬でしたから。こう言ったら怒られますが、調教師も今一つですし。エピファネイヤ、2歳戦の滑り出しこそ順調ですが、種牡馬リーディングはベスト10にも入れず低迷しています。キズナは5位で4位のハーツも追っているのに比べ、大分差がつきました。元々エピファの種付料は高すぎると思っていましたが、来年は大分調整されるでしょう。

 

春競馬といえば何と言ってもダービーですが、今年はつまらなかったです。。。ハーツ産駒ドウデュースがレースレコード勝ちでしたが、展開がはまっただけでしょう。この馬、あまり強いと思いません、凱旋門賞にまさか行くのでしょうか。行くだけ無駄と思いますが。。ダービーの救いは、3着にアスクビクターモアが来たことです。ディープ産駒のダービー連覇は途切れましたが、あのハイペースを先行して、よく3着に粘りました。ディープのダービーでの強さを見せてはくれました。あとは5着プラダリア、6着キラーアビリティとディープ産駒はわき役になってしまいましたが、このあたりは秋以降にリベンジがある可能性もあります。その辺を唯一の楽しみにしていたいと思います。

 

あとは、英国競馬(G1)でシャフリヤールが4着に負けてしまいました。2,000Mだから距離が短かったのでは。あと超スロー上り勝負もこの馬には向かなかったでしょうね。欧州よりも、やはり海外なら中東とか香港の方がいいでしょう。賞金も欧州は低いし。だからシャフリヤール、まだ見限れないと思います。

 

先週末のCBC賞は今村聖奈騎手の初重賞挑戦勝利、驚きました。鮮やかな逃げ切り勝ち、ハンデが48kgと確かに裸同然でしたが、それにしても、なにか馬を走る気にさせる才能を彼女は持っているようです。何と言ってもめちゃ可愛いし、才色兼備ですね!ゴール後のお尻をじっと見てしまいました。聖奈ちゃんごめんなさい(笑)