というか5着で、初めて3着を下回ってしまいました。しかも7頭立てですから、大敗といえましょう。1着ソヴリンティとの差は0.5秒位ですが、4着のテーオーパスワードにもハナ差届かず、初めて日本馬に先着されました。非常に残念です。
しかし坂井瑠星騎手が下手を打ったわけではありません。道中は2番手につけ、いつもの理想的な位置取りにみえました。が、ずっとナポレオンソロという米国馬に外から被せられていたのが気になりました。ソヴリンティはその直後をプレッシャーなしで悠々と走っており、ソヴリンティの方が大分道中楽だったでしょう。昨年のフォーエバーヤングは逆にフィアースネスを外からずっと被せていましたね。多分ですが、内を走っている時に外からずっと被せられると馬にとってはプレッシャーがより大きいのでは?よく道中息が入った、入らなかったと言いますが、今回のフォーエバーヤングの場合道中息が入らなかった可能性があります。そして四角でずっと被せてきていたナポレオンソロが後退するとすぐさま計ったかのように、ソヴリンティが後ろから被せてきました。その脚色は際立っており、さすが昨年の米国年度代表馬、強かったことは確かです。一方フォーエバーヤングは被せられ続けて息が入らなかった分スタミナが残っていなかったようにみえました。ソヴリンティの脚色をみてこれはかなわんとやる気をなくしてしまった可能性もあります。もっとも瑠星騎手のインタビューを後でみると、パドックで装鞍を嫌がったりゲート内でキョロキョロしたり、いつもより集中力を欠いていたようです。矢作師は「(敗因が何か)わからない」と言っていたようですが、勿論私もわかりませんが、体調がベストではなかった?ことに加え、レースでは上記したような米国勢のタッグに抑え込まれた(昨年の借りを返された?)ことの影響も考えられます。それと、これだけの名馬を既に走らせすぎでは?考えてみればもう5歳の秋です。初の5着敗戦で気持ちがキレた可能性もあり、もはや引退させるべきでしょう。種牡馬としての未来は明るいと考えられます。G15勝(Jpn1含めれば7勝)で且つサウジCやBCクラシックを勝ったのですから、ディープ系牡馬としてはコントレイル以上の最高の成績を残したといえます。ディープ系後継の第一級種牡馬としての活躍が見込めます。イクイノックスやジャスティンミラノと同様サンデーサイレンスが4代前になるので、サンデーの血が入った牝馬にも付けやすくなります。キズナ、そして初年度産駒がクラシックを勝ったコントレイルに続く、ディープ系のエース種牡馬となってほしいです。
今日は日本では秋の天皇賞がありました。このレースはディープ系が本当に苦手としており、今までに勝ったのは2014年のスピルバーグのみです(2着は何回もありますが)。今年もダノンデサイル(父エピファネイヤ)が勝ちましたが、しかし大外枠から直線まくって2馬身半差の強い勝ち方でした。一方Cデムーロに乗り替わったクロワデュノールは5着。展開がこの馬に向かなかったということでしょう。ダノンデサイルがマークした上がり32秒9のような脚はない、先行して粘りこむのが得意な馬だと思います。だから意外に乗り方は難しいのではないかと。北村友一騎手はこの馬を最大限にうまく乗りこなしていたと思っています。もちろんCデムーロ騎手も上手ですのでそれ以上の騎乗も出来るかと思いましたが、ずっとコンビを組んできた友一騎手を替えた効果は全くなかったということでしょう。結果論にすぎないかもしれませんが、そうみえます。クロワやクロノジェネシスでディープ系がかなりやられたこともありますが、私は友一騎手を高評価しており、今回のCデムーロへの乗り替わりはひょっとすると(負けてくれればリーディング争い上)キズナに追い風かもしれない、とも思いましたが、実際そのようになりました。まだJCと有馬がありますので油断禁物ですが、JCは昨年もクロワ4着に負けており、同様な高速決着になればまた負ける可能性高いですね。でも有馬だけでも勝たれたら5億円ですから、キズナもまだ安心できません。有馬は馬場や展開からしてクロワが得意そうなので、むしろJCをパスして有馬に直行されるほうがキズナの3年連続リーディングを願うものとしては怖いですね。
あと、今回の天皇賞の直前追切後の斉藤崇史調教師のインタビューは印象悪かったです。宝塚記念の2着敗戦をすべて友一騎手のせいにしているような言い方に聞こえました。あれは友一騎手のベスト騎乗だと私は思っていますよ。クロノジェネシス以来のせっかくの名コンビだったのに、こんな乗り替わりがあると決裂でしょうか。損をするのは斎藤師の方だと思いますが。こんなに性格の暗い人だとは思いませんでした。まあインタビュアーもバカが多いのでイラつくのはあるでしょうが、大人であればイラついた様子をみせてはいけないです。
ということで今回はディープ系のG1勝利又は目立った活躍がなかった(母父ディープのマスカレードボールも2番人気にかかわらず天皇賞大敗、そしてBCターフのディープモンスターも残念ながら逃げと言う誤った選択をして大敗)にもかかわらず、フォーエバーヤングもう引退すべきと感じたこと、及び天皇賞の結果はキズナのリーディングにもかかわることなので、珍しく書きました。