ソングラインが安田記念連覇&G1 2連勝!

2023年も春競馬が終わりました。3歳クラシックは(ディープ系ファンとしては)残念な結果に終わりましたが、古馬のレースは結局ディープ系が総なめという形で嬉しい結果となりました。つまりソングラインがヴィクトリアMと今日の安田記念を連覇してくれたおかげです。2週前のヴィクトリアMでは、抜け出したソダシを内側から交わす、中々強い勝ち方でしたが、中2週で同じようなパフォーマンスを出す事は簡単ではありません。現に近年、アーモンドアイ(2020年)もグランアレグリア(2021年)も、ヴィクトリアMは圧勝しながら続く安田記念は2着と取りこぼしました。あの名牝2頭でさえそうなのだから、ソングラインの強さは認めるとしても、中々今回は難しいだろうなと思っていたところ、大外枠18番をひいてしまい、更に諦めの心境になっておりました(とはいっても応援はしっかりしていましたが)。ところがレースは横綱相撲、好スタートからすっと控え、ずっと外を回りながら直線も抜群の手ごたえで伸びて、2着セリフォスに1馬身1/4差の完勝でした。5歳にしてこれでG1を3勝目、しかも今までで一番強い勝ち方をするのですから、戸崎騎手のエスコートも完璧でしたが、成長力にも驚くばかりです。キズナ産駒はディープ産駒にはない成長力がありますね。その代わり3歳クラシックではさっぱりですが、、、しかしこのソングライン、これだけの強さをみせられると、左回りなら2,000M位までは走るのではないかと思ってしまいます。秋の天皇賞などはどうでしょうか。サンデーレーシングの馬なので、一定時期が来たら引退でしょうが、もう一花さかせてほしいものですね。それにしてもこの馬、3歳時からいい馬と思っていましたが、G1を3勝するとは思いませんでした。サウジでも1勝していますし、いやはや女傑といえる存在になりました。しばらくは重賞勝ちから遠ざかっていたキズナ産駒も、ソングライン覚醒を機にさらなる弾みがついてほしいものです!

 

さて、昨日はもう一つ嬉しいニュースがありました。何と英国ダービー(エプソム競馬場)をディープ産駒のオーギュストロダンが勝ったのです!2000ギニーで12着と大敗していたので、完全に忘れていましたが、いやあびっくりしたの嬉しいの!APオブライエンとRムーアのコンビがやってくれました。1/2馬身差での勝利ですが3着には4馬身以上差をつけているので、完勝ともいえます。2年前のスノーフォール(英愛オークス)に続いてディープ産駒の英クラシック制覇、しかも正真正銘のラストクロップで世界に12頭しか産駒がいないのに、その1頭が英国ダービーを勝ってしまうのですから、本当にディープおそるべしです。最後にまた伝説をつくってくれました。次は愛ダービーでしょうか。楽しみが増してきましたが、オブライエン厩舎はスノーフォールの二の舞にならないよう、使いすぎないように気を付けてオーギュストロダンを大事に使って育ててほしいものです。