天皇賞(春)ディープボンドは2年連続2着

とは言っても、勝ち馬から大きく離された7馬身差の2着でした。タイトルホルダーが強すぎました。本当にこの馬は型にはまる(=逃げる)と絶対的に強いし、長距離のスタミナが半端ではないですね。直線入口の手ごたえの違いで白旗でした。キンカメの子は結局春天菊花賞共勝てませんでしたが、ドゥラメンテはエアグルーブ(トニービン)の血が入っているせいか、距離は関係ないようです。

ディープボンドは残念でした。最外枠でしたがスタートから先行してすっと内に入れ、和田騎手はベストの競馬をしたのではないかと思います。敢えていえば、もう少し早くタイトルホルダーを捕まえにいってもよかったかもしれませんが、この結果を見ると、どちらにしろ勝てなかったでしょう。最後の直線でテーオーロイヤルが内に外にフラフラしており、追い出しのタイミングが少し遅れましたが、それでも2着は確保しました。もう一歩のところで(今回は離され過ぎましたが)G1に手が届かないボンド。今日はもっと馬場が渋っていればボンドには有利だったかもしれませんが、阪神競馬場は良馬場でした。何とかG1をとらせてあげたいものです。次は宝塚記念でしょうか。また強豪が出てきますが、今日の疲れが早くとれて、次走もボンドらしい走りをみせてほしいものです。

昨日の青葉賞(G2)は、ディープ産駒のワンツーでした。特に勝ったプラダリアはいい馬ですね。小柄ですがディープ産駒らしくキレがあり、道中もかかることなく素直な感じの良い走りをします。今年の3歳牡馬のレベルであれば、ダービーもいい勝負になるのではないかと期待をします。何せ、皐月賞のキラーアビリティが超残念な結果(13着)に終わってしまいましたので、今年のディープ産駒のダービー5連覇には黄信号がともっていますが、プラダリアには少し期待しましょう。キラーの結果は残念すぎてノーコメントですが、もちろんキラーも、このままでは終わる馬ではないと思いますし、もしかすると巻き返しはあるかもしれません。しかし、さすがに皐月賞2ケタ着順から勝つまでは難しいだろうなと思いますので。

牝馬の方はさらに混戦ですので、パーソナルハイ(フローラS2着)とか今日のスイートピーSを勝ったウィンエクレールをはじめとするディープ牝馬にもチャンスはありそうです。しかしキズナ産駒は今年の3歳が寂しい限りです。特に牡馬の方はクラシックの有力馬がゼロの状態ではないでしょうか。どうしたキズナ!まだG1はアカイイトの1勝のみです。G12勝目は時間の問題とは思うものの、3世代目の大不振はちょっと気になります。それでもエピファネイヤよりは良い種牡馬成績なのですが、現在6位で後輩のドゥラメンテ(5位)にも差をつけられています。ディープ系の主力後継種牡馬として、コントレイル産駒が出てくるまではキズナに頑張ってもらわねばなりません。