強い、ステイゴールド産駒の古馬

安田記念の前日である今日6/6(土)、G3の鳴尾記念が行われ、パフォーマプロミスが鼻差でラヴスオンリーユーを下しました。ラヴスは、このメンバーにもかかわらず3、4コーナーの行きっぷりが悪く沈むかと思いましたが、直線はさすがG1馬、しぶとく伸びて、粘りに粘るパフォーマを交わしたか、と思いましたが、最後は頭の上げ下げの違いで、たまたまパフォーマの頭が出ていたのがゴール前だったということ。オークス以来の久々の勝利とはいかず、残念でした。なかなかつきがないですね。

しかし、ステゴ産駒本当に強いですねえ。天皇賞(春)でも、ステイッフェリオが最後までフィエールマンを苦しめました。パフォーマは、昨年の天皇賞以来1年以上の休養明けで、+14キロ、しかも8歳馬。単勝33倍10番人気でしたが、ステゴ産駒にはこういう常識が通用しないですね。もしかしたらこのプラス馬体重は成長分なのか?8歳で未だ成長するのか?とも思ってしまうほどです。ちなみに、福永騎手も乗れていますね。

明日の安田記念でのステゴ産駒はインディチャンプ。今のところ、アーモンドアイから離れた2番人気ですが、昨秋のマイルCSではダノンプレミアムを直線楽に突き放しましたし、前走のマイラーズカップは大楽勝でした。古馬になってどんどん成長が見られます。こういう確変的な成長は、ディープ産駒の古馬にはないですねえ。。乗れている福永騎手ですし、間違いなく上位に来るでしょうし連覇の可能性もあるのでは。ただ、昨年のアーモンドアイはスタート時の明らかに大きな不利がありましたので、そういうのがなければ、普通ならここは楽に勝ってしまうでしょう。ヴィクトリアM→安田記念は、アーモンドアイの為に設けられたようなローテーションですね。

もちろん、私としてはディープ産駒を応援します。もちろんグランアレグリアです。この馬は昨年までは展開がはまらないともろかったですが、昨年暮れの阪神Cからいい競馬が続いているので、期待です。ディープ産駒の牝馬は、古馬になっても成長しますので。。先行力からの強烈なスピードでの抜け出しで、アーモンドアイの追撃をどこまで我慢できるか、楽しみです。そんな時に限って、出遅れたりするものですが、、ルメール騎手が乗れないのは本当に残念、しかし池添騎手の大舞台での勝負強さに期待です。

ダノンキングリーは、今回メンコはつけるのかな、取るのかな? ダービーの時に初めてつけて、がっかりしました。気性が少し荒いようですが、このレベルの馬にメンコをつけて走らせるのは、罪深いとさえ私は思います。大阪杯は逃げになってしまいましたが、あれは騎手の責任です。是非、素顔を走らせてかっこいいキングリーの全力の走りをみたいものです。インディチャンプを相手にしなかった昨秋の毎日王冠からは、ここでも十分やれるはずなんです。ただ、ディープ産駒牡馬の成長力、これが最大の心配事ではあります。そういえば、ダノンプレミアムもダービーで初めてメンコをつけましたね。ひょっとすると、馬主さんの判断なのかな?ディープ産駒は、気性が悪い馬もいるといっても、ステゴ産駒に比べれば大人しいではないですか。馬を信頼して素顔を走らせ、パフォーマンスを120%出してあげましょうよ、関係者の皆さん。

ちなみにプレミアムは、個人的にはもう精神面で燃え尽きてしまったか、成長が止まってしまったように思います。しかし、今回レーン騎手が(ダノンスマッシュではなくこっちに)乗ってくるのが意外でした。これも馬主さんの指示なのかな。内枠1番ですので、レーン・マジックでの再覚醒はあるかもしれませんね。