宝塚記念の枠順発表

本日6/25(木)、枠順が発表になりました。グローリーヴェイズは2枠3番、ためていきたいこの馬にとっては絶好枠ではないでしょうか。前々走の京都大賞典は8枠16番で、M.デムーロ騎手が前に出していったらかかり気味になってしまったので、凡走の理由は明確です。内枠をひけて、本当に楽しみになってきました。

カデナは17番と随分外を引きましたが、どうせ後ろから行く馬なので、つつまれなくてむしろストレスフリーでよいかもしれません。弥生賞勝ち以来低迷が続いていたものの、昨年からよい追い込みをみせるようになり、ついに今年になって小倉大賞典で久々の重賞勝利、そして前走の大阪杯でも上がり最速の4着と、ディープ産駒にしては珍しく大器晩成の兆しをみせています。前走などは狭い内をするすると追い込み、ワグネリアンをあっさりかわすなど力は本物、というか力は元からあるので、やる気が本物になってきたと思います。グローリーの次に楽しみなディープ産駒です。

ただ、逃げ馬がキセキ位しかいないのでスローが予想されることから、“スロ専”のサートゥルナリアが圧勝する可能性もあります。しかし、この宝塚記念は元来スタミナが要求されるレースでスロ専やマイラーが勝つことは少ないです。ステイッフェリオにも果敢にいってもらい、ハイペースになってもらって、サートゥルには是非つぶれてほしい。角居厩舎の複数出しは人気薄から狙えというのはもはや格言になりつつありますので、今回はもう終わったキセキではなく、トーセンカンビーナにも少しだけ注目です。とにかくスタートが抜群に悪い(!)という超個性派ですが、最後はしぶとく必ず伸びてくるので、スタミナ消耗の展開になれば、最後に来るのはサートゥルではなくこちらかとの期待はあります。

強力な牝馬2頭ですが、ラッキーライラックなら、香港ヴァーズでグローリーヴェイズとの力差は歴然でしたので、あまり食指は動きません。人気になりすぎている気がします。クロノジェネシスはシャープな馬でとても怖いですね。しかし、スタミナ勝負になると弱いでしょう。牝馬2頭は、今回はグローリーヴェイズの引き立て役位ではないでしょうか(希望的観測ですが)。