キズナ産駒驚異のスタミナ!

今週は更新する予定無かったのですが、またもキズナ産駒の重賞勝ち(マーメイドS牝馬限定G3阪神2,000M)にて書かざるを得ません。ディープ産駒が総崩れした中、10番人気のシャムロックヒルが逃げ切りました。直線、アナウンサーも「アンドラステ先頭」と言い間違えましたが、10番人気の馬ですし直線は沈むと思うのはわかります。しかしそこからが驚異の粘り腰。福永騎手のハーツ産駒シャドウディーヴァに並ばれて、普通なら交わされておしまいのはずなのですが、そこから更に一伸びして抜かせませんでした。本当に先行したキズナ産駒の粘りは尋常ではありません。ディープ産駒とは違った強さがありますね。藤懸騎手は重賞初制覇とのこと。でも上手な騎乗でしたね。そういえばオークスで16番人気で3着に突っ込んできたキズナ産駒ハギノピリナも、藤懸騎手だったではないですか!なんだかキズナ産駒との相性が良さそうですね。というか、キズナ産駒は騎手が誰でもいい走りをするのかもしれませんね。素直で御しやすい馬が多いのでしょうか。それにしてもシャムロックヒル、未勝利を勝ったのが何と10戦目という、普通条件馬で終わるはずの馬が、急激に成長した所も、中々常識ではとらえきれないですね、キズナ産駒というのは。。しかも1月以来の休み明け。もっとも、中京は全く走らないので全休させたんだという佐々木師のコメントを見て、もしかしたらと少しだけ期待していましたが、中心がソフトフルート、サンクチュエールのディープ牝馬と思っていましたし、キズナならもう1頭のアブレイズの方が期待できるかなとは思っていました。とにかくキズナ産駒というのは予測がつきませんし、どんなに人気薄でも来る可能性があるので、馬券的には楽しみでもあり、怖いですね。

ユニコーンS(3歳G3東京ダート1,600M)の2頭のキズナ産駒は残念でしたが、もっと残念だったのはピンクカメハメハですね。いいスタートをきって好位につけましたが、メイン画面が追っていないところで競争中止でした。後でパトロールビデオを見ると、急によろよろと内によれはじめて柵に激突しています。ピンクカメハメハ、中東に遠征してサウジダービーを勝って、とても頑張っていたのですが、目に見えない疲れがあったのでしょうか。心不全とのことですが、只々冥福をお祈りします。北村宏司騎手は大丈夫でしょうか。無事を祈るばかりです。柵の外に投げ出されたので馬の下敷きにならないのはよかったですが、芝でなくてコンクリートのような固そうな地面に見えたのが気になります。それにしても、改めて騎手が負っているリスクは恐ろしく高い事を再認識させられました。本当に一瞬先は闇ですね。

来週は宝塚記念ですね。いい馬場で行われ、クロノジェネシス圧勝とならないよう、レイパパレなどdeep産駒に頑張ってほしいものです。