NHKマイルカップ キズナ産駒またも無念!

バスラットレオンがスタート直後につまづいて落馬!!スタートがショックすぎて後はぼーっとして観ていたのですが、好位につけていたソングラインがグレナディアガーズを競り落として抜け出し、一転興奮はMAXに。最後の50M位まで勝てると思いましたが、シュネルマイスターの急追で写真判定に。最後は首の上げ下げで、判定写真をみるとソングラインは負けていました。非常に残念、またもキズナ産駒はG1勝ちを逃しました。

バスラットレオン、発送前は発汗もなく馬体がとてもすっきりと軽やかに、とても良くみえていただけに、非常に残念です。。。もしきちんとスタートきっていたら、どうだったでしょうか。結局大外のピクシーナイトが逃げて、直線ではつぶれてしまいました。バスラットが出ていたら更にハイペースになって、結局ダメだったかもしれません。しかし、前走のNZTはやはり破格の強さでしたので、ピクシーよりはもっと相当に粘ったのではないかと思うものの、全ては「たら れば」の話。ここをまた5馬身差位で圧勝していたら、その昔のキングカメハメハのようにダービー出走もあるかなとも思っていたのですが。。こういう形でみそをつけてしまった馬の復活は難しいと思いますが、あのけれんみのない逃げを再度どこかでまたみせてほしいと願います。

それにしてもソングラインは強い競馬をしました。前半600Mが33秒7、同1,000Mが56秒9ですから、ハイペースといっていい流れの中を好位で追走して、直線は外から力強い抜け出し。まるで牡馬のレースですよ、これは。最後の200Mで内によれましたが、池添騎手、最後少し流したというか、力を抜いたようにもみえたのですが、そんな事はないですかね。。もっと最後までムチをふるって追ってもよかったように思ったのですが。まあ、エンジンのかかりが少し遅かったけれど最後にぐんと伸びたシュネルマイスターが強かったのでしょうけど、最後の50Mでムチをふるってもっと猛然と追っていたら、勝っていたのではとも思いました。ゴール前の写真をみても、ルメールが手を一杯に伸ばして極限まで追ったように見えるのと、池添騎手のポーズは少し対照的です。全ては結果論ですけどね。しかし堂々たる競馬をして、首の上げ下げの鼻差の2着。非常に悔しいですが、7番人気にかかわらず堂々たる強い競馬をみせてくれたソングライン、そしてキズナの血には改めて驚かされます。G1はもうほんの少しで手の届くところに来ているのですが、しかし届くようで届かない、歯がゆい思いです。バスラットの落馬といい、何か呪われていなければよいのですが。。

気を取り直して、キズナ産駒の次の楽しみはオークスのファインルージュです。サトノレイナスがダービーに行き、ソダシは血統的な距離の不安があるだけに、これはかなり期待できます。あと、忘れな草賞を勝ったステラリアも楽しみですが、福永騎手はやはりファインルージュでしょうか。あと、今日も中京の3歳オープン特別(橘S、1,400M)でダディーズビビットが4馬身差の快勝。もっともこれは抜け出してからも騎手がずっと追っていたことによりますが、この騎手はこれが今年初勝利とのこと。そんな騎手でも勝ってしまのだから、キズナパワー様様ですね。とにかく、スタートもよく好位でも折り合えるのがキズナ産駒の最大の強みですね。この感じだとダディーズビビットは短距離でよさそでうでしょうか。

グレナディアガーズも、早めにソングラインにかわされた割には粘って3着にもってきました。川田騎手は乗れています。川田騎手といえば、土曜日の京都新聞杯はレッドジェネシスお見事でした。外枠発送なのに道中は内にいれ折り合いをつけ、直線はかったように抜け出しました。しかし馬の力も中々だと思います。着差は4分の3馬身ですが、着差以上に強い勝ち方にみえました。最近京都新聞杯好走馬がダービーでも走るので(今年は中京ではありますが)少し期待してもいいかもしれません。いずれにしても川田騎手のおかげで今週もまたディープ産駒が重賞を勝つことができました。

今日の新潟大賞典、ポタジェはクビ差2着、おしかったです。直線は結構なスタミナ勝負になりました。ボッケリーニ(キンカメ産駒)が最後力尽き、サンレイポケット(ジャングルポケット産駒)が伸びてきたのがそれを象徴しています。ポタジェは抜かされそうで抜かせない強さがあります。もしかすると、キレよりもスタミナが身上なのでは。そうすると、長距離の方がよいかもしれません。ただ、今日は川田騎手なら勝っていたのではないかと思います。直線で出てくるまで少しもたつきました。

ジェネシス違いですが、本日の東京8Rのサトノジェネシスは強かったです。サトノダイヤモンドの全弟ですが、屈腱炎で2年以上のブランクがあるとは思えない勝ち方でした。タイムも馬場がいいにしても、1分57秒9は2勝クラスとしては破格、2着に2馬身差、3着は更に5馬身後ろですから、結構なインパクトがあります。走り方も、全兄ダイヤモンドに結構にており、美しい走りでした。屈腱炎がなければ重賞は当然勝っていただろうの感じの馬ですが、既に5歳馬ですから、まああまり期待はせず、無事にこれから数レース走って、種牡馬になってくれればと思います。あと、福永騎手に乗り続けてほしいものです。